私が理学療法士になったばかりの30年前に比べて、
今は、パーキンソン病(パーキンソン症候群)の方が、すごく増えているように感じます。
これは、単純に考えると、高齢者が増えているのが原因だと考えられます。
ただ、問題に感じるのは、30年前のほうが、
パーキンソン病(パーキンソン症候群)の方のサポート体制が、充実していたように感じます。
そもそも、パーキンソン病(パーキンソン症候群)の方は、
神経内科の先生が主に診療するのが通常です。
神経内科では、患者さんの話に、医師もゆっくり時間をかけて話を聞いて、
薬も、その都度増減させたり、他の薬を用いたりしていたと思います。
患者さんが飲まれている薬は、薬の効果が弱くなってきたからといって、
単純に増量すればよいという薬ではありません。
しかし、今は、パーキンソン病(パーキンソン症候群)の患者さんの数が多すぎるし、
神経内科の医師の数は、あまり増えていないように感じます。
よって、神経内科の先生が忙しすぎて、患者さんの話をゆっくり聞けないし、
服薬の用量・用法をオーダーメイドに近い形にできていないように感じます。
今でも、私が診ている患者さんで、月に1回の受診、3か月に1回の受診という人が、ざらにいます。
診察時間は、5分から長くても10分。
パーキンソン病(パーキンソン症候群)の方は、
病気に対して、不安や落ち込みによって、進行が増す傾向にあるように思いますし、
薬の効き方も弱くなる傾向があると思います。
この状態は悪循環です。
薬物療法以外のサポートを加えていかなければ、悪循環を断ち切ることはできません。
同じ薬を用量・用法を変えることなく、漫然と飲み続け、
家に引きこもり悶々としている患者さんが増えているように感じます。
要するに、神経難病の患者さんに対するサポート体制が、昔に比べて崩れている。
特に介護保険が始まってからは、それが顕著になっているように感じます。
この現状を何とかできないかと思い、オンライン講座を開始することを決心しました。
今の、社会保障サービスの中で、サポート体制を整えることを考えた場合、
一番重要な機関は、ヘルパーステーションだと確信を持っています。
ぜひ、ご興味がある方は、本講座の受講をしてみてください。
少しでも得るものはあると信じています
セミナー日時: 令和5年6月23日金曜日 10:30~12:00
zoomオンラインセミナー(録音、録画はできません)
対象者:ヘルパー
参加費:11,000円(税込)/1名 *同一事業所の方は、お二人目から5500円/人です。
申し込み締め切り:令和5年6月19日月曜日
お申し込みは、h-revolution@aioros.ocn.ne.jpに、下記の内容でお送りください。
件名「令和5年6月セミナー申込」
内容①申込者氏名②事業所名③事業所住所④事業所電話番号
をご記入の上、送信してください。
お申し込み後、メールにてお振込先をご連絡いたします。
お振込みが確認でき次第、zoomURLをメールにてお送りいたします。